『星空へ!』(7.春の星空2)

 春の星座は、四季の星座の中で一番恥ずかしがり屋のようで、なかなか姿を現してくれません。春は植物にとっては、恵みの雨が多く成長の糧となるのですが、星空にとっては厳しいお天気が続きます。なので、春の星座は一番覚えにくいのです。



「多摩六都科学館」ウェブサイトより引用させて頂きました。ありがとうございました。

尚、この西東京市にある「多摩六都科学館」には、直径27.5mの世界最大級のプラネタリウムが設置されていて、なんと1億4000万個を超える星々を映し出すことができるそうです。これは世界一だそうですよ。すごいですね😀。私は二度程行くチャンスがあったのですが、残念ながらまだその願いは叶っていません😭。でも、いつか必ず行きますよ。



「春の星空」と言えば「春の大曲線」。これを差し置いて語ることはできません。「春告星」であるおおぐま座のシッポ「北斗七星」をだどってそれを曲線で延長すると、うしかい座「アークツルス」(0等星)、そしておとめ座「スピカ」(1等星)とつながっていきます。実にみごとですね。

尚、この曲線を延長すると四辺形の「カラス座」型の「コップ座」とつながっていくのも見逃せません。春先は天候にめぐまれないのでなかなかお目にかかれませんが、好条件の良い時に見るこの「春の大曲線」はとっても、とっても、おまけにもう一つ、とっても美しい星座たちなのです。

「ステラナビゲータ/株式会社アストロアーツ」より

春の星座でもう一つ欠かせない星座があります。流星群で名前の出てくる「しし座」です。
しし座の頭部はちょうど「?」を逆にした形。何かに似ていますね。そう、「鎌(かま)」の形に似ています。だから、「ししの大鎌」と呼ばれます。「しし座流星群」の流れ星はここから飛び出してきたように見えます。2001年の「しし座流星雨」は1秒間に約2個、雨のように降り注いだ世紀の大流星群でした。きっと、いつの日かまた見ることができることでしょう。その日を楽しみにしたいと思います。

しし座のシッポには一等星の「レグルス」が輝いています。春の大曲線のうしかい座の「アークツルス」おとめ座の「スピカ」。春の星座で輝く一等星はこの三つだけなので、分かりやすいのです。そして、この三つをつないだ三角形を「春の大三角形」と呼びます。

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